池に落ちたら泳げよ


「丈よ、池に落ちたら泳げよ」

辰吉丈一郎の父、故粂二さんの言葉。
Numberでかなり前に読んだ。

辰吉家の近くには池があったらしい。
「危ないから池には近づくなよ」という注意の促し方もあるだろう。
でも、それでは、落ちた場合の対処の仕方を教えていない。

「池に落ちたら泳げよ」
という言葉は、
「慌てずに現実に対応しろよ」
というメッセージだと思う。


大人になってから役立つのは、後者だろう。
生きていくということは、好む好まざるに関わらず諸々の出来事、日々の現実に対処していくということだから。