MINI 50th ANNIVERSARY 『MINI SUMMIT』

BMW MINI COOPER S

MINI 50th ANNIVERSARYイベントに参加してきた。

イベントは
トークショー
・フリーの取材タイム
・パレード(一部の方のみ参加)
という感じ。

イベントそのものについては他の方がたくさんレポートされているので
フリーの取材タイムに聞いた、印象的な話を記録しておきます。


R1022635R1022634
新しいMINI(左)と古いMINI(右)
ドアの厚みがだいぶ違う。
当然、音もかなり違う。


トークショーやフリーの時間でしきりにそのサイズが語られていたBMW MINI。
BMW傘下になる前のMINIとBMWのMINIでは、一回りぐらいサイズが違う。
BMW MINIの方が大きい)


安全上必要なサイズということでこのサイズのようだ。
並べて比較してみるとピラー等、様々な部分がBMW MINIの方が肉厚だ。


どうも話をきいていると、BMW MINIがそれ以前のMINIに比べると大きいという
ことを気にしている人がいるらしい。
僕は個人的には気にならないし、むしろ古いMINIはぶつけられでもしたら
「やばいんちゃうの・・・」という気がする。


ただ、名前のとおりMINIであることがこのクルマのアイデンティティでもあるわけで、
そのアイデンティティと安全性をギリギリでバランスさせたのがこのカタチなのだろう。



「クルマも復刻版つくれば売れんじゃね?」と素人は考えそうだが
そこには安全性という壁が大きく横たわっているのだろう。
スカイラインなんて、箱スカつくって売ったら売れるんじゃないだろかと
思うのだけど、同じサイズでつくって現代の安全基準をクリアすると
なると室内おそろしく狭くなってしまうはず。
人の命を乗せて走るモノだけに、安全基準を満たさないという選択肢は
当然ないわけで、クルマの復刻版というのは、革命的な新素材とか
新技術が出てこない限りありえないのだろう。


コレクション的に買えるかというと、そうもいかないので、
できるのと、売れるのはまた別というのも難しい話だ。





続けてドア関連でBMW MINIディビジョンの伊東本部長に聞いた話。

BMWには、音だけをつくっているエンジニアがいるらしい。
ドアを閉める音も、不快な周波数の音を除いて、心地いい音だけを
残すセッティングをしているという。


ウインカーを出したときの「カッチカッチ」という音もそう。





でも、その辺りの話は知ってたんだな。
日本のメーカーでも高級車ブランドでは
ボタンの押し心地一つひとつの周波数を計測して
調整をしているというのを聞いたことがある。



ただ、音の話で「へぇ〜」と関心したのは、ワイパーの話。
ワイパーの音もつくっているらしいのだが、そのままだと
ワイパーの音というのは、眠くなっちゃうらしい。


でも、BMWのワイパーは、意識が覚醒するような音にしているという。
その音をつくっているエンジニアいわく、彼がつくっている音というのは


「安全性を高めているんだ!」


ということらしい。
これはちょっと感心した。

<追記>
ワイパーの話は音じゃなくて、周期?だったかも。



あと、もうひとつ。

ドライビングポジションについてBMW MINIディビジョンの伊東本部長に話をきいた。

トークショーの中で伊東本部長は
「日本の自動車学校は一番大事なことは教えないんですよね」
と言っていたのだが、その一番大事なことというのが、
ドライビングポジション=着座位置とのこと。



R1022629
伊東本部長は身長178センチ。
随分とポジションが前で、窮屈に見える。
でも、これが正しいポジションらしい。


ほとんどの人は、シートが低過ぎ、後ろ過ぎだって。

今度乗るときはもう少し前にしてみよう。



つづく

すべてRICOH GR DIGITAL2で撮影。

私はこうして日本一MINIを売る女になった

私はこうして日本一MINIを売る女になった