吉田修一

女たちは二度遊ぶ

女たちは二度遊ぶ

吉田修一」の書体が気に入って買った、短編集。
吉田修一は、日本語として、とても気持ちよく、気に入っている作家だ。
割とかわいた雰囲気なのも好み。



帯には
女の生態と男の心理を
リアルに描く、
著者会心
イレブン・ストーリーズ。

と書いてある。


たしかに、どのストーリーも、なんとなくだったり、あるある!という感じだったり、程度の差こそあれ、想像でき、うなずかされるものだった。

誰かに自分が待たれていたということに、自分を待って一日中何も食べずに待っていたということに、背筋がゾクッとするほど感動してしまったのだ。

こういう一節とかね。

吉田修一、おすすめ。